狸と狐投稿者:鳥花月風さん

狸と狐

亡き主君の敵討ちを目論む家老大星由良之助は、そのことが敵に気づかれぬように連日一力茶屋で遊興三昧。主君の命日の日に、敵に寝返った斧九大夫が一杯飲もうと訪ねてきた。あの手この手で由良之助に敵討ちの意志があるのか否か確かめようとする九大夫。敵討ちなど知らぬ存ぜずと徹頭徹尾のらりくらりとかわす由良之助。両者は狸と狐。ばかしあいが続けられる。

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